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限界との出会いを通じて得たもの

  • Posted by: tetsuo.kato
  • 2007年7月15日 11:50
  • 起業後

近況にも書いたように、 幼少以来の限界に出会っていた。

 

自分の体や頭すら、上手く動かすことができないし、周りの人間に与える影響はその比ではなかった。嫁に頼り、親友に頼り、社員に頼り、 パートナーに頼り、医者に頼り、なんとか大きくは転ばずに済んだこの三ヶ月間と、激動の一年半。気が休まることはなく、 自分を大きく変えざるを得ない機会に恵まれた。

 

食生活から、経営の仕方、人間の捉え方まで大きく変わった。

食生活を変えると、アレルギーが劇的に改善した。

服薬中は血液中の脂肪量が尋常ではなく、血液に触れただけでかゆみを以上なほど、体内にアレルゲンが異常に存在していたようだった。 服薬を止め、高脂肪食を断ち、食物繊維を多く含む玄米とバナナを主食に変えたところ、アレルギーのピークが喘息だった幼少の頃のように、 肌が綺麗になり、かゆみが収まった。

睡眠量も劇的に減り、日々快適に集中して過ごせるようになった。

まるで、今までつけていたおもりを取って走っているかのようだ。

 

また、経営に関しても大きな勘違いに気付いた。

自分の力を注ぐことで、約束を果たすことではなかった。

時の利、人の利、天の利、を活かして闘うのが経営であるはずなのに、猪的な経営の仕方に終始してしまっていたことに気付いた。

自分の力を発揮できない中で、どう経営をするかということに向き合い、なんとか踏ん張っていたら、 自分で踏ん張ることにさした意味がないことが分かった。周りの力を活かすことが重要なのに、自分の力で問題解決していては、 どうしようもない。

僕が頑張るべきなのは、価値をキープすることと、自分しかできないことに集中すること、そして、 周りのメンバーをエンパワーするだけでいいんだ。と思った。

僕より、優秀な人としか仕事をしていないのだから、初めからそうすれば良かった。

 

周りの人々の関係の仕方も大きく変わった。

何が変わったのかはまだ上手く言葉にできないが、自分が何が優れていて、何が決定的に劣っているのか、理解できたように思う。

そして、それをコントロールするやり方を憶えた。どういう関係が望まれるべきか、適切な人ときちんと話し、具体化し、 ルールに変えればいい。それに尽きる。

僕はこれまでの職業柄、ストイックな役を演じることが多かったが、逆にそれを周りに押しつけることも多かった。 ストイックやその他のマインドセットというのは、おそらく、幼少かもしくは、ある時点で蓄積された習慣によるものであり、 コンサルタントを目指しているわけでもないのに、そんなものはすぐに獲得できるものではないし、すべきではない、と思った。

組織が固まっていない段階で、今ある自分を他人に押しつけてしまうのはいけない。

そこにいる人々が持つ自分より優れた面を殺してしまう。

とはいえ、組織として、どういう価値観を共有すべきで、どういう姿勢で顧客やキャンディデイトと向き合っていくかは、言語化したり、 固めていかねばいけないフェーズに入ってきた。クレド的なものも少し創ってみようと思う。

 

人生の限界を感じたが、限界に出会ったがゆえの成長も大きかった気がする。全快まではあと少しだが、いい形で、 進んでいけそうな気がする

 

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